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ダンボールが刻んだ時間

古いダンボールがある。引っ越しを機に整理していたら出てきた古いダンボールだ。何度も使い回してきたので、箱のふたは縁がぼろぼろになっている。もとはミカンが入っていた箱。緑の字で産地の名前、黄色で「ミカン」と書かれている。横には等級と生産者の名前。「秀 L 長里」とある。今は生産者番号で書かれていることも多く、農協出荷なら個人名で書かれていることは滅多にない。長里さんとはいったいどんな人だろう。もうずいぶん年をとっているだろう。後継者はいたのだろうか。ミカンもたいへんな時代になった。昔はコタツでミカンというのが定番だったが、エアコンがごく普通の暖房となった現代では、ミカンを食べるシチュエーションも減った。そういえばミカンのダンボールも最近では見かけることが少なくなった。かわってペットボトルのダンボールがスーパーで山と積まれている。でも、やっぱりものを入れるのにはミカンの箱がちょうどいい。少し横長で安定しているのがいい。壊れないように厚手になっていることもグッドだ。
ダンボールの上には「参考書」と下手な文字で書かれている。高校の時に使った参考書でも入っていたのだろう。大きく黒のマジックで「×」が記されている。今は壊れかけたFAXが入っている。使えなくはなかったのだが、最新機種を導入したので余っていたのだ。今のが壊れたときに当座のスペアとして置いておいたのだが、もう必要ないだろう。この頃、こういった機器は進歩が早い。それに10年もすればインクも手に入りにくくなる。買った方が早い、となるのだが、考えて見ると勿体ない話だ。その点、」ダンボールは優秀だと思う。


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いままで大切にあたなを育ててくれた両親の思いは色々あると思います